高齢化が進む現代、日常会話が聞き取りづらいと感じる方が増えています。
そんな方々の生活をサポートするのが「集音器」です。
本記事では、補聴器との違いや集音器の種類、選び方のポイント、そしておすすめの集音器3選をわかりやすく解説します。
集音器とは?
集音器とは、周囲の音をマイクで拾い、内蔵スピーカーを通して増幅して聞かせる簡易的な聴覚サポート機器です。医療機器ではないため、購入に際して医師の診断や処方箋は必要なく、家電量販店やネット通販でも手軽に購入できます
主に次のような特徴があります:
- 会話、テレビの音、環境音などを増幅
- 操作が比較的簡単
- 電池式または充電式
- 補聴器よりもリーズナブルな価格帯(5,000円〜30,000円程度)
補聴器との違い
項目 | 集音器 | 補聴器 |
---|---|---|
医療機器区分 | 非医療機器 | 管理医療機器(クラスII) |
対象 | 軽度〜中等度の聴力低下 | 中等度〜重度の難聴者 |
購入方法 | 自由購入(通販・量販店) | 医師の診断や専門店でのフィッティングが必要 |
価格帯 | 数千円〜3万円程度 | 数万円〜数十万円 |
音質・調整機能 | 簡易的 |
集音器の種類
1. イヤホン型
音楽用イヤホンのように耳に装着するタイプ。コンパクトで目立ちにくく、外出先でも使いやすいのが特長。
2. ポケット型
マイクと操作部が一体になっており、本体をポケットや首から下げて使用。耳にはイヤホンを装着する。
3. イヤーフック型(耳かけ型)
補聴器のように耳にかけて使用するタイプ。フィット感が良く、落ちにくい。
4. 置き型(テレビ用など)
テレビや会議用など、特定の場所に置いて使うタイプ。家庭内での使用に適している。
集音器の選び方
1. 使用シーンに合ったタイプを選ぶ
- 外出時や通話が多い → イヤホン型・イヤーフック型
- 室内やテレビ視聴時 → ポケット型・置き型
2. 音質と音量調整機能
人によって聞こえ方は異なります。音質のクリアさ、ハウリング防止機能、ノイズキャンセリングの有無もチェックしましょう。
3. 電源方式
- 電池式:すぐに交換できるがコストがかかる
- 充電式:経済的だが、充電の手間がある
4. 重さとフィット感
長時間使用する場合、軽量で耳に負担が少ないものを選ぶのがポイントです。
5. 保証・サポート体制
初期不良や相性の問題に備え、返品保証や国内サポートがあるかどうかも確認を。
おすすめ集音器3選

1. 【SONIC AUDIO 製】ワイヤレス集音器(イヤホン型)
- 特長:Bluetooth対応、目立たないデザイン、ノイズリダクション搭載
- 価格:14,800円(税込)
- こんな人におすすめ:カフェや電車内など、外出先でもクリアな音を聞きたい方
2. 【パナソニック製】ポケット型集音器 WH-GY10
- 特長:高感度マイク、テレビ音声もクリアに聞こえる
- 価格:19,800円(税込)
- こんな人におすすめ:テレビをよく見る方や室内中心に使いたい方
3. 【ミミラボ】耳かけ型コンパクト集音器 ML-H01
- 特長:軽量設計、左右どちらでも使える、ハウリング抑制機能
- 価格:9,980円(税込)
- こんな人におすすめ:入門用として気軽に使いたい方
まとめ
集音器は、聞こえのサポートを手軽に始めたい方にとって非常に便利なアイテムです。補聴器とは異なり、誰でも自由に購入・使用できるため、まずは集音器から試してみるのも良い選択肢でしょう。
使う人の生活スタイルや使用環境に合わせて、自分にぴったりの集音器を見つけてみてください。